日経平均株価が30年ぶりに3万円を超えた。
空前の投資ブームで億り人が増えている。
と話題になりました。
身近に、「実際に儲かった。」
という話を耳にすることも多いのではないでしょうか?
しかし、「自分もはじめなきゃ」と焦って
株を購入するのはギャンブルと同じです。
それでは、投資家のカモにされてしまいます。
実際に投資を始める前に、最低限の知識を身に着けましょう。
投資に関する本で知識を得るのは当然ですが、
私は会計の知識を持つことをオススメします。
その会計の基礎が”簿記”なのです。
◎今回は、投資に興味はあるけど何から始めたらいいか分からない
という方に、簿記学習の必要性について説明したいと思います。
そもそも投資とは?
ある会社が新しく事業を始めようとした時、
始めるためにはそれなりのお金が必要です。
そこで、その会社は投資してくれる人を探して、資金を集めます。
そして、投資してくれた人たちに
「~円出してもらいました。」という証明書を発行します。
これが株です。
そして、その会社は集めた資金を元手に、事業を行い、
そこで出た収益を投資してくれた人(株主)に配分します。
◎「投資する」=「新しく事業を始めたい会社の株を買うこと」
つまり、その会社を応援して一緒になって仕事をすることです。
言うなれば、
あなたのお金があなたに代わってその会社で働いて、
配当という形でお金を稼いでくれるということです。
「この会社わかってるな。」というサービスが身の回りにありませんか?
そういう会社は応援する意味で、
商品を買ってあげたくなるものです。
お金を商品に直接投じる以外にも、
株を買うという選択肢もあるのです。
◎あなたが選び取ることで、いい会社が育ち、発展していく
これが本来の投資であり、
投資とは「経済における投票行動」なのです。
会社の財務状況を知っておくのは必須。
投資をするということは、
いわばその会社を応援して一緒になって仕事をすることです。
自分が投資した会社が儲かっているのか、どうなのか?
それを知っておくっことは当然のことですよね。
会社の儲け等は財務諸表という表に表されます。
B/SやP/Lと言われるものです。
実は、この財務諸表を作成する方法が簿記なんです。
日々の取引を簿記によって記録し、
その記録を集計したものが、B/SやP/Lになります。
つまり、簿記をしっかり学んだ人がB/SやP/Lを見たら、
その会社の財務状況がすぐ分かるわけです。
「みんながあの会社の株を買ったほうがいいって言ってるから買う。」
ではなく、
自分でしっかりとその会社の財務状況等を判断して、
「自分が選び取って買う。」
という考え方が投資においては必要だと思います。
3級簿記は誰でも取得できる!
簿記の知識は
会社の財務状況等を把握する上で基礎となる知識です。
例えば、株式投資を始めようと思って、企業のB/Sを見ても、
資産と純資産の違いも分からないようでは、話になりません。
簿記を勉強する上でまず最初の足がかりになるのが、日商簿記3級です。
簿記の資格として有名なのが、いわゆる「日商簿記」です。
「日商簿記」の正式名称は
「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験」
日商簿記3級は簿記の基礎であり、難易度はそれほど高くありません。
それが3級簿記取得をオススメする最大の理由です。
◎簿記を教えている講座を受講すれば、間違いなく3級簿記は取得できます。
資格取得すると同時に、自信も付き、
勉強することが楽しくなるとおもいます(^^)
そこでオススメなのがオンライン配信を使ったWEB講座です。
講師の先生の説明を聞くことができるので、継続しやすく、しっかりと学ぶことができます。
初月無料サービスも実施中です。
参考書を買うよりも安く資格取得に至るかもしれません。
各種難関資格を扱っており、2級3級簿記コースがあります。
こちらは無料講座を受けることができます。
新たに始まったWEB試験
日商簿記の会場試験は、例年2月、6月、11月の年3回開催です。
◎しかし、去年の12月よりWEB試験が実施されました。
会場試験は、紙に実際に記入する筆記試験ですが、
WEB試験は会場に行き、パソコン上で問題に回答するというものです。
WEB試験は毎日実施されているので、
予約さえすれば好きな日に受講することができます。
パソコン上で回答するということで、会場試験とは問題形式も若干変わっており、
所感ですが会場試験よりWEB試験の方が簡単な気がしました。
↓ 現在、商工会議所のホームページに、
大手専門学校等のWEB試験版予想問題が掲載されています。
私は講座を受講しましたが、
テキスト1冊を学習してから、↑の予想問題を4つやっただけで
3級合格することができました。
その時使用したテキストが「スッキリわかる日商簿記3級」です。
◎3級簿記は参考書1冊を学んで、過去問や予想問題をこなせば十分合格できます。
是非、独学での資格取得にチャレンジしてみて下さい(^^)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
以前より簿記は人気の資格ではありましたが、
多様化する現代社会ではさらにその重要性を増してきていると感じます。
簿記を学び、
会計の知識を身につけて、
経済を見る目を養いましょう。