ごきげんまぐろの良書紹介シリーズ
日本人の50%は1ヶ月に1冊も本を読まないという統計データがあります。
このデータを見た時、私は衝撃でした。
書店にはこんなに沢山の良書が並んでいるのに、読書をする人がいかに少ないか。
いまや本を読むことは非常に簡単にできます。
Amazonではクリックするだけで翌日には自宅に届きます。
Kindleなどの電子書籍であればその場でダウンロードもできます。
そして、書店に行けば好きなだけ立ち読みできます。
出版社というフィルターを通して発売されているので、
本から得られる情報は本物です。
読書を通して「良い情報」を嗅ぎ分ける力がつきます。
ネットの情報は膨大で、
正しいものもあれば、間違っているものもあります。
本を沢山読んだ人が、インターネットの情報を見ると
短時間で価値ある情報にたどり着くことができます。
本を読みましょう！
1冊読めば、読書量では日本人の上位50%に入ります！
私のホームページでは、
「面白かった本」「勉強になった本」「ためになった本」を紹介していきます。
どうぞ皆さんの読書ライフのご参考にしていただけると嬉しいです（^^）
「シリコンバレー式 超ライフハック」
今回が紹介する本は、
ダイヤモンド社出版の「シリコンバレー式 超ライフハック」です。
この本は、脳科学、臨床医学、東洋哲学、心理学など
世界中の「最新研究×膨大なデータ」からわかった
◎人生を豊かにする、先人達のノウハウを凝縮した一冊です。
完全無欠な状態とは肉体と精神の２つが調和して
期待以上の成果がもたらされる状態です。
以前ならば、そんな状態まで自分を高めるには、
生涯に渡る努力や修行が必要でした。
しかし、脳と身体の科学についての理解が深まり、
それを効果的に活用する手法やテクノロジーが開発されたおかげで、
驚くほどの速さでそこに到達することができるようになりました。
社会に大きな影響を与えた500人近い人にインタビューしてきた著者が、
彼らへのインタビューから浮かび上がってきた成功への道筋を
彼らのテクニックやツールの基礎にある重要な考えを抽出して
◎自分を変える「究極の42ハック」として紹介しています。
感情が細胞を変える？ 人間の本能は幸せを嫌う？
以下に、ほんの一部ではありますが、
私が非常に驚き、生活に加えようと思ったハックを紹介いたします。
長い歴史の中で培われた生物学的な失敗への恐れが、神経システムの反射的な部分に残っています。
身体が失敗を恐れなくなれば、大量のエネルギーが解放され、目標のために使うことができます。
本能の中に刻まれた「恐れ」を克服することがいかに大切か
ということなんですが、
本書では「恐れ」がどのように身体に影響を与えるかも言及されています。
恐れがいかに影響を与えているかという例
◎感情が血液を変え、細胞を変え、身体をかえる
幹細胞の研究で、同じ遺伝子の幹細胞に環境（血液の組成）を変えると、
細胞の運命が変わることがわかっています。
そして、血液の組成を決めるのが脳なのです。
心が感知したことに従って、
脳はそれに対応した化学物質を血液に形成します。
たとえば、快楽を感じたらドーパミンを放出します。
逆に恐れを感じた場合は、ストレスホルモンや炎症作用物質を放出します。
このように、感情が血液を変え、
血液が変わることで、身体の細胞も変わるのです。
なので、慢性的な恐れの状態になると可能性も成長も妨げられてしまうのです。
人間の本能は幸せを嫌う
著者によると人間には「感情の階層」というものがあるといいます。
その感情の階層は、生き残ることを優先して、
いつもあなたをネガティブな階層に引きずり降ろそうとします。
本能は、幸せを味わっていたら外の驚異に気づかず、
安全が損なわれると思いこんでいます。
これは原始時代には必要だったのかもしれませんが、
現代社会では「恐れ」を生じ、成長と創造性を妨げる原因になっています。
「恐れ」を克服するには、
頭に浮かぶ批判的な考えは、自分自身の考えではない
と認識することが必要です。
そして、「恐れ」を止めるのが「感謝」なのである…
まとめ
といった具合に、本書では実験データ等の証拠を示しながら、
先人たちのハックについて詳細に説明されています。
先人たちのハックは、前述した精神論的なものの他、
「勉強法」「時間術」「運動」「快楽」「幸福」など多岐に渡ります。
もちろん、感謝をどのように生活の中に取り入れているかも紹介されています。
非常に読み応えのある一冊ですが、
読書好きな方は是非一度読んで見ることをおすすめ致します。
シリコンバレー式超ライフハック
